一眼レフデジタルカメラに防湿庫は必要?防湿庫にはどんな種類があるの?

高いレンズを3本買ったので防湿庫の必要性を検討してみました

一眼レルデジタルカメラの望遠レンズとマクロレンズと超広角レンズを買いましたので、ドライボックスではなく防湿庫の必要性を検討してみました。今回検討した防湿庫は、東洋リビングの防湿庫とIDEXの防湿庫、ハクバの防湿庫、トイポーの防湿庫です。

防湿庫は地元の大手家電量販店には売ってませんので、アマゾンか楽天市場から購入するしかありません。ビッグカメラやヨドバシカメラに行けば直接買えるのでしょうが、大都市から遠く離れた田舎はヨドバシに行くだけでも1万円近い交通費が吹っ飛んで行ってしまいます。行ったとしても、どのみち手で持って帰れませんので、通販で買うのと変わりありません。

ではさっそく各社の防湿庫の特徴を比較してみましょう。

東洋リビングの防湿庫

東洋リビングは防湿庫の専門メーカーで1974年設立の42年ほど続いている神奈川県に本社のある会社のようです。一眼レフデジタルカメラの防湿庫以外に、食品用の防湿庫、光る歯ブラシを日本で作っているようです。東洋リビングはメードインジャパンを売りにしています。その中でも一眼レフデジタルカメラ用のオートクリーンドライという防湿庫は、光触媒によって『光触媒作用のクリーン効果は単に微小な不純物を分解・除去するのみでなく、空気中浮遊(ガス状の臭気)物質までも順次、分解・除去しますので、脱臭効果も期待できます。』と謳っています。光触媒を24時間照射と書かれていますので、防湿庫内は常にLEDバーライトで照らされているようです。

LEDライトを常時点灯、写真を見た限りでは、おそらく白色のライトですから、紫外線の影響は蛍光灯と比べると僅かだと考えられます。LEDライトよりも室内の丸形蛍光灯や屋外からの僅かな光線のほうがカメラには影響があるように思います。本当にLEDライトの有害性を確かめるためにはまずはカメラを保管する部屋のカーテンを真っ黒に変えてからじゃないといけませんね。LEDライトの常時照射を嫌悪する人もいるようですが、屋外での有害光線のほうが、はるかにダメージが大きいので避けることはあまり意味がないと思います。

東洋リビングの防湿庫の商品ラインナップ

東洋リビングの一眼レフデジタルカメラのレンズ保管用の防湿庫の商品ラインナップを見ていきたいと思います。すべてを一度にご覧になりたい方は「東洋リビングの防湿庫一覧」をご覧ください。東洋リビングの防湿庫の保証期間は5年間です。
AD-40 [全自動防湿庫 オートドライ 小型シリーズ
このAD-40というオートドライ防湿庫は、光触媒を使っていません。LEDランプが気になる人にはおすすめの防湿庫で41Lと80L、120L、165Lの4種類があり、一番小さい41Lの防湿庫で2万4千円です。側面と内部が白で塗装されており、外光を反射する構造で、いかにも一番安物という差別化がなされており、考え方によっては被差別的なデザインに嫌悪を覚える人もいるのではないでしょうか。意図的に見栄えなどを悪くする、よくあるパターンですが、こういう商売のやり方はどうかと思いますね。

東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫 39L ブラック ED-41CAT(B)
こちらの東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫は、先に紹介したものより3千円ほど高く、現在価格は39Lで2万7千円です。
東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫 53L ブラック ED-55CAT(B)
オートクリーンドライの53Lの現在のお値段は53Lで3万1千円台です。消費電力は110Wです。

オートクリーンドライの消費電力は、77Lのもので110Wです。電気あんかの2倍です。ED-80CATP(B)以上のモデルは庫内コンセントがあるそうです。

IDEXの防湿庫の紹介

IDEXは東洋リビングと比べると新しい会社で2006年設立の神奈川県に本社のある会社です。東洋リビングと同じ神奈川県・・・何か運命を感じますね。IDEXは防湿庫のほかに、ワインセラー、補聴器乾燥機と殺菌機、自動節水器、自動ディスペンサーを製造販売しているようです。IDEXの防湿庫は日本製であるかどうかというと、どこにも書かれていませんし、海外製であるともカタログには書かれていません。海外製であることをカタログで明記していないことはあまり好印象ではありません。

IDEXの商品ラインナップ

IDEXの防湿庫は全部で3種類あり、東洋リビングよりも安価な価格であることが特徴のようであります。アマゾンの書き込みによると、消費電力は最大8Wだそうです。
IDEX デジタル防湿保管庫 D-strage 60L DS-63M
IDEXの一番小さいもので60L、現在価格は2万4千円台です。強化ガラスでLED庫内照明があります。3種類の中で最も売れている防湿庫です。電気代は1日あたり1.4円、消費電力約8Wと書かれています。

IDEX デジタル防湿保管庫 D-strage 100L DS-103M
次に人気なのがこのタイプです。100Lでお値段は現在3万2千800円と、東洋リビングのオートクリーンドライの39Lとあまり違いの無い価格で容量大きくお得感があります。電気代は1日あたり1.5円と書かれておりますが、消費電力は最大8Wと書かれています。

東洋リビングと比べると、各段に消費電力が小さいのではないかと思いますが、そっくりな物を作ってこの消費電力はちょっと信じられないですね。小さいモデルと同じ消費電力ですから、おそらく同じ除湿装置であろうと思いますので装置から離れた場所ほど湿度が高くなるのではないかと予想できます。

アイポーの防湿庫の紹介

最後にアイポーという防湿庫を見てみました。アイポーという名前の響きからして、中国語であることは容易に察せます。5年保証と書かれています。PSE取得と書いてありました。
防湿庫 カビ対策 カメラ収納ケース ドライボックス 容量25L 
アイポーは他社にはない小さなサイズの防湿庫を出しています。値段は25Lで9800円ほどで、価格だけを比較するなら防湿庫の中でこの商品が一番安いです。売れ行きもまあまあでアマゾンで多数のレビューがついています。それもそのはず、アマゾンでレビューをすれば、500円キャッシュバックと書かれています(執筆時)。個人情報を差し出して500円を貰うためには、好意的なレビューを書かなければどんな仕返しが待っているかわかりませんからね(苦笑)やり方が汚いといえば、汚いです。どこに悪いレビューを書いて500円を貰おうとする人がいるのでしょうか。有限会社サイバーホットという会社がこの商品を取り扱っているようです。

スタイリッシュな防湿庫 5年保証 容量41L 
41Lで1万円台と、格安の防湿庫です。消費電力は1日1.2円と、3社の中では最も小さいです。ボディはスチールにメラミン塗装です。

TOLIHANの防湿庫

存在感がないので忘れてました。TOLIHANの防湿庫です。日本語ではトーリ・ハンというそうです。東利繁有限公司という名前が正式名称です。
TOLIHAN NEWクリーンドライ・キャビ [薄型] 防湿庫 [33L] NT-33-MII
トーリ・ハンの33Lの値段は2万3千800円と、東洋リビングより割高です。それなら日本製の東洋リビングに、と考えちゃいますね。でもこれは「クリーンドライ」ですので『棚板に光触媒[ルネキャッド]を塗布し、[防カビ][抗菌][脱臭][浄化]で効果を発揮します。』と書かれています。しかも棚板のみの販売もありますので、別の防湿庫に光触媒を取り付けられそうですね。
TOLIHAN ドライキャビ 防湿庫 エコノミータイプ 省スペース [ 47L ] EC-50TH 426594
しかし大きいサイズのものは47Lで2万3千円台と、東洋リビングより安いです。

大石電機の防湿庫

一眼レフデジタルカメラの防湿庫は、3社くらいかなと思っていたら大石電機の防湿庫ありました!大石電機有限会社は1948年創業の静岡県が本社の会社です。設計から組み立てまで日本国内で行っているそうです。消費電力は7Wです。保証期間は7年間で無償で修理が可能です。消費者に必要な情報がしっかり出ていますのでこの中では一番好感が持てます。
大石電機 防湿庫 7年長期メーカー保証付き 容量40L 2016年新型 ハイエンドプロフェッショナルモデル 電気安全法PSE取得製品 レンズマット2枚付属 タッチパネル DHC-040
PSE取得、40Lで3万1千円ほどです。T.ヤング氏によるデザインです。
大石電機 防湿庫 7年長期メーカー保証付き 容量100L 2016年マイナーチェンジ スタンダードモデル 電気安全法PSE取得製品 レンズマット2枚付属 AD-100
ガラス前面のドライキャビネットのプリントは超ダサいですが、60Lから100Lのモデルは価格がそう大差もなく、100Lで3万8千円と安いです。消費電力は7Wです。

HAKUBAの防湿庫

HAKUBAも防湿庫を出しているようです。100Lで3万3千円です。
HAKUBA 電子防湿保管庫 E-ドライボックス 25リットル KED-25
25Lで1万5千円ほどです。

Re:CLEAN RCの防湿庫

聞いたこともなかったんですが、Re:CLEAN RCという防湿庫のシリーズがあり安くて好評なようです。
防湿庫 [容量21L] Re:CLEAN RC-21L 5年保証 ドライキャビネット
21Lで1万円程度のお値段です。

防湿庫のまとめ

防湿庫は、7社のものがあり、東洋リビングと大石電機のものが日本製で一番安心できそうです。IDEXとアイポーはどちらも海外製で両社の違いはIDEXが日本で設計されたのに対し、アイポーについては日本での情報がありませんでした。トーリ・ハンは知名度が高そうですね。

ドライボックスか防湿庫か?

私が一番決めかねているのは、ドライボックスか防湿庫かです。ドライボックスも紫外線の影響がありますので耐久性は良くて10年ほど、短くて1年ほどで変色が生じるという欠点があります。その点、防湿庫の耐久性はドライボックスよりも長いことが予想できます。ドライボックスも何度も買い替えると高くつきますし、除湿剤もいりますし。ただわからないのは電気式の防湿庫の耐久性についてです。ドライボックスの欠点は梅雨や夏場に対応できず高湿度になることです。一度開閉すれば、ドライボックス内の除湿剤は使い切ってしまい乾かさなければならなくなることが大きな欠点なので、防湿庫はあったほうがよいと思います。

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