フルサイズ一眼レフデジタルカメラの必要性
レンズ選びにフルサイズを買うか検討してみた
初めてのレンズ選び。かなり時間を割きましたがAPS-C機のD300sやキャノン7Dの作品を見て思うところがありました。庶民にとってフルサイズは必要なのか?ということです。そもそもフルサイズって何に必要なの?
フルサイズ一眼レフカメラが求められる場面
- 大きく印刷する場合
- 大きな画面で鑑賞する場合
- 資料として記録を残す場合
- 金持ちの道楽
考えてみればフルサイズ一眼レフデジタルカメラの必要性はこれくらいしかないと思います。ポスターや写真集を販売する場合や写真そのものを製品化して額装して販売する場合。そして大きなモニターでデジタル表示する場合。あとは歴史遺産や大事な文書や機械部品などの価値あるものをデータ化して後世に残す場合です。しかしフルサイズとはいえ、仮に中判でも画質は完璧ではありませんからフルサイズのカメラを使っているから足りるということはありません。
それ以外の用途でフルサイズは必要か?
お金がありカメラをなんでも買える場合を除き、庶民(多数派の生活水準を占める層)の日常でフルサイズ一眼レフカメラは必要なのでしょうか。もちろんフルサイズとそのレンズがAPS-C並の価格ならばフルサイズを選ぶ人がほとんどでしょう。なぜならパソコンの画面に写真を広げたときに同じ画素数で比較するとフルサイズ一眼レフカメラのほうが多少きれいに写っているからです。多少と書きましたのは、レンズやボディの品質によってフルサイズとAPS-Cの画質に差がないときがあるからです。そうはいってもフルサイズ一眼レフカメラのほうが若干高解像度であることは一定の条件において正しいといえます。
フルサイズ一眼レフデジタルカメラは安くなるか?
フルサイズデジタルカメラや中判大判デジタルカメラが庶民価格になることは(日本の技術者が引き抜かれて)中国などで高水準のデジタルカメラが格安で作られ価格破壊が起きないかぎりないと思います。コダックが潰れたように・・・ミノルタがソニーになったようにいつ海外にカメラのシェアが追い越されるか未来のことはわかりません。しかし高品質なカメラを作ることはタムロンやシグマの評判でわかるように、スタート時点で大きな資本と技術がないとできないことです。
フルサイズとAPS-Cを比べることはAPS-Cとマイクロフォーサーズを比べるようなもの
これをいっちゃおしまいよ!さすがに1インチセンサーとAPS-Cの解像度の違いは目立ちますが、マイクロフォーサーズとAPS-Cの違いはブログ程度の画像サイズでは素人にはわかりません。このように考えるとかなり気が楽になるのではないでしょうか。
フルサイズ一眼レフカメラを買うと他の必要経費も高くつく
- 高スペックパソコンとモニターの代金
- 印刷コスト
- データ管理の費用
- 保管・管理の費用
- カメラに見合った道具の代金
- 交通費・宿泊費
- 現像時間
フルサイズカメラを使うにはそれを使いこなすためにさらに費用がかかります。これらのことに費用がかけられないのにフルサイズカメラだけ持っていても意味がありません。2016年時点で庶民が日常の撮影にフルサイズカメラを日常用途で使うということは現実的な選択肢ではないといえます。
なぜ高いカメラは男性の消費者がほとんどなのか?
日本ではほとんど男性だけが高機能なカメラを所有しています。小生、妻には安物を買い与えたという書き込みが価格.comにたくさん書かれているでしょう(笑)夫の自分はよいカメラで妻にはひとつ安くて自分のものにも使えるカメラ。妻のためにといいつつ本音は自分のためにサブカメラを買っているということです。嘘でも愛する(?)妻に自分のものより安いカメラを与えるなどとは日本人として嘆かわしいことのように思います。
「妻のために自分の物より安いカメラを買ってあげた。」
日本の女性の所得は男性の半分以下ですから一眼レフカメラを自分が働いたお金で買える女性が相対的に少ないのが現実です。もしも女性がいつでも就職できて自立して働ける世の中になり所得が上がったらもっと景気がよくなり高いカメラもたくさん売れるようになることは間違いありません。
「妻のために自分の物より安いカメラを買ってあげた。」
日本の女性の所得は男性の半分以下ですから一眼レフカメラを自分が働いたお金で買える女性が相対的に少ないのが現実です。もしも女性がいつでも就職できて自立して働ける世の中になり所得が上がったらもっと景気がよくなり高いカメラもたくさん売れるようになることは間違いありません。