ニコンD5500におすすめの建築物風景撮影レンズ
ニコンD5500におすすめの建築物風景撮影広角レンズ
ニコンD5500で使用可能な広角レンズは限られています。その中から画質優先でベスト3レンズを選びました。いずれも広角ズームレンズです。
1位 Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM A Nikon
DxOMarkでd5300でのスコアは歪み0.4 シャープネス18 周辺減光-1.3 色収差8とズームレンズではマシなほうです。曇天や夕方早朝で威力を発揮しそうです。でも私にとっては作例を見た感じあまり納得のいく画質ではありませんでした。D500のようなカメラがあって初めてこのレンズの性能を引き出せるのではないかと思います。ただしこれをつけっぱなしにできるのは人工物の撮影と風景がメインの人だけのように思います。訪れた先で花を撮りたい場合はやはり・・・70mm前後の望遠が必要です。
2位 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM A Nikon
DxOMarkでd5300でのスコアは歪み0.3 シャープネス15 周辺減光-1.3 色収差10です。かなり安いのレンズですが色収差がタムロン17-50mmより高いです。値段に対し画質はよいほうではないかと思います。ただ気になるのがサンプル画像を見ても感動がないというか、18-55mmキットレンズと比べて青みがかっているくらいで大した違いはないのではと感じます。夜景の作例でもカリッキリッとした画像は出ないようです。おそらく色収差が18-55mmVRIIと同じ10であることがぼやけた輪郭を作っているように思います。この焦点距離で撮影できるのは風景と人工物、そして手に届く範囲の物くらいです。ちょっと離れた物の撮影には焦点距離が足りません。悔やまれるのはなんでSigma 50-150mm f/2.8 EX DC APO OS HSM Nikonが早期生産終了になったのでしょうね。私なら迷わずシグマ50-150mm f/2.8をお出かけ自然観察用に買っていたと思います。
3位 Tamron SP 17-50mm F/2.8 Di II XR VC LD Aspherical IF Nikon
シャープネス14 歪曲収差0.3 色収差5と優秀で価格も3万円台と安いです。しかしAFが遅いようです。MFならシグマよりTamronのほうがいいかも。でもこちらも実際の作例を見てみると言われているほどシャープじゃないように見えました。フラグシップ機で撮影されるともっときれいに見えるのかもしれません。
番外編 AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED AFS20 1.8G
ニコンの広角(というかDXでは標準域)ではこのレンズが色収差5かつシャープネス16歪曲収差0.4とバランスがよい。ただし、価格は6万円台。ただし、このレンズを生かすならD810やα7R以上のクラスじゃないと貧しい写りとなり所有している意義は薄れるかもしれない。
番外編 Sigma 24-35mm F2 DG HSM Art Nikon
APS-Cでは36mmからのレンズで標準ズームとなり解像度の高いレンズです。標準ズームとしては少し望遠が足りないのが欠点です。そうはいっても24-70mmの便利ズームでシャープなレンズは純正の大三元以外にありませんから悩ましいところです。
4位 AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED
歪み0.4 シャープネス11 色収差13です。10-17の範囲がどうしても必要でなければキットレンズで十分でしょう。
★SIGMA dp0 Quattro 21mm
言わずと知れた高画質コンパクトデジカメです。レンズを買うか、価格も広角レンズとそれほど変わらないので思い切ってシグマクアトロにするか。
遠くの風景が高解像度で写るカメラは2016年時点のフルサイズのズームレンズでもなかなかないように思います。フルサイズ用単焦点レンズNikon AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G EDであるならD810との組み合わせで高画質になるようです。ここは安物の18mmからのキットレンズ(シャープネス8)で我慢するという手もあると思います。
きょうのまとめ
1位のシグマ以外で挙げたレンズは付属のニッコール18-55mm f/3.5-5.6VRIIの写りと大差ないというのがAPS-Cで撮られた写真を見比べた正直な感想でした。特に色収差10というのは肉眼ではっきりわかるレベルなのでシャープネスが高くてもその効果を相殺してしまうと感じられました。だからといって10万円近く払ってシグマ18-35mmf/1.8を買う価値があるかどうか?ということについてはおすすめし難いのが本音です。なぜならこのレンズを買うくらいならD810かα7Rや7D水準のカメラを買ったほうが後々のコストパフォーマンスもよいからです。
APS-Cは今後どうなるか!?
もしも画期的な発明が起きたらAPS-Cで十分満足というカメラが出てくる日が来るかも!?