野鳥撮影でニコンCoolpixB700とP900は買いか?
ニコンCoolpixB700やP900のメリットデメリット
野鳥の撮影でニコンCoolpixB700やCoolpixP900のメリットデメリットについて。
価格面で安くて魅力的
安いは正義。安ければ品質はよくなくてもたくさん売れる。これは世の中の真理です。野鳥撮影には最低でも二十万円の費用がかかりますから、それに比べると五万円程度のP900やB700は安くて魅力があります。
軽さで軽くて携帯性があり魅力的
軽いは正義。一眼レフや望遠鏡などでの野鳥撮影には2kgの重量からですから、それと比べるとB700やP900ははるかに軽量です。
1440mm超の焦点距離
野鳥はほとんど望遠端で撮ることになりますので、1440mmの焦点距離は決して長いとは思えません。ただし、この焦点距離でも「小鳥」となると10メートル先の画質は低くなります。「小鳥」がきれいに写る距離は5メートル前後と考えたほうがよいでしょう。一方「大型の野鳥」は30メートルくらい離れていてもそこそこきれいに写ります。50メートルは少し画質が落ちますが見れなくはない画質です。100メートルとなると大型の野鳥でも荒々しい画質となります。
素早く動く鳥や飛翔している鳥は撮れない
この超望遠デジカメのデメリットは動体に弱いということです。一眼レフと比べると動体の撮影効率は天地の差ほどありストレスに感じることがあります。逆におとなしくしている野鳥ならば撮影することが可能です。
一日かけて探鳥した成果に見合うか
クールピクスで野鳥撮影をしてどれほど満足か?おそらくほとんどよい写真は撮れないと思います。一眼レフカメラと比べて失う撮影の機会も多いですから野山に繰り出して一日の頑張りに対しての見返りはあまり期待しないほうがよいと思います。
本日のまとめ
総合して超望遠で撮影する機会そのものは少ないと思います。デジタルカメラを持ってなくてCoolpixB700やP900だけで過ごす場合はたいへん便利ですが、野鳥撮影のみの使用では1年に2千枚、何日かがんばっても5千枚くらいがよいところでしょう。野鳥撮影は一眼レフデジタルカメラのほうが撮影が簡単ですので長期的に見れば300mm f/4中古レンズを買ってニコン1で使用したほうがコストパフォーマンスがよいと思います。