ニコンD5500とD7200の画質の比較
ニコンD5500とD7200の画質を比較しました。
写真比較サイトの画像を用いてD5500とD7200の比較を行いました。結論からいうと、ほとんど差はないものの、D7200のほうがわずかに解像しているという感じでした。比較にはwww.imaging-resource.comというホームページを利用しました。著作権があり引用してよいのかどうかわかりませんでしたので写真は各自で個人的にご覧ください。あくまで筆者視点の感想ですので、本気にしないようにお願いします。
建造物写真の画質の比較 Nikon D5500 vs D7200
D7200のほうがこの条件ではややシャープではありますが、素人にはおそらくまったく違いがわからないことでしょう。ついでにD7200とD810の画質の違いを調べてみました。若干D810のほうがシャープに写っていました。
室内写真の画質の比較 Nikon D5500 vs D7200
髪のボリューム感はD7200のほうがわずかに解像しているように見えグレー諧調が濃いように思いましたが、お使いのモニターによっては見え方が異なるかもしれませんので、なんともいえません。まぶたの質感はD7200のほうがよくあらわされているように見えました。
ピクセル等倍にしてみるとD5500のほうが背景色も鮮やか(ブログにはアップしてません)なんですが、縮小するとほぼ違いがわかりません。服など手前の物体に限ってみるとD7200のほうが彩度がよいように見えます。もしかしたらD7200はフォーカスした物体の画像処理にこだわっているのかもしれません。どちらがよいかというとD7200に軍配が上がるでしょうがもとの服が何色かわからないので何ともいえません。
等倍にすると少しD5500のほうが明るく写っているようです。しかし縮小するとあら不思議。D7200のほうが彩度があるように見えるんです。解像度についてはD5500もD7200もほぼ同じでした。髪の色はだれが見ても明らかでD5500は色素が抜けたような写りになっています。総合的な写りはD7200に軍配が上がるかもしれませんが、DxOMarkの高感度スコアではD5500のほうが100点上なんですよねぇ。それは次の写真を見てもらえばわかるのではないかと思います。おそらくD5500は彩度を拾いダークな色を削ぎ落とす処理が行われているのかもしれません。
D7200のほうがコントラストが強い印象を受けましたが暗部のアクセサリのもとの色が紺色なのかどうかわかりませんので何とも言えません。もし紺色ならD5500は偽色がでているともいえます。しかしスペック上はD5500のほうが高感度耐性は100ポイント上とのことですがそれを証明できるほどには大きな差はないように見えます。また7DMarkIIの高感度はこれよりもさらに下とのことですが、比較してみると写真だけではD7200と7DMarkIIのISO25600での違いはほとんど同じに見えました。
解像度
素人目にはほぼ同じに見えました。びみょ~にD7200のほうが解像度がよいように見えましたがほんのごくごく僅かな違いであるように思います。やっぱりD7200はコントラストを強める処理をしているのかなぁ。コントラストが強いと一見シャープに見えるのですが、本質的には解像したことと別の意味を持つので解像しているということにはなりません(あ、これは私の考えで業界の一般論ではありません)。つまり、デフォルトの設定でコントラストをきつく設定しておくことにより解像したと誤解させることも可能ということです。
鮮やかさ・質感
彩度と質感などを比べました。見た目にほとんど違いはありませんが、やっぱりD7200のほうがコントラストが高いのか、それとも解像度が僅かに高いのかといった程度の違いで、D7200のほうに画像処理性能のせいなのか性能がよいのかわずかにコントラストが明確にでているように見えます。
ちなみにキャノンの7DMarkIIとも比べてみましたが、やはり7DMarkIIもD7200のようにしっかりコントラストがでているように見えました。スペックだけではD5500の高感度耐性はここに挙げた中級機より100ポイント上ではあるものの、こうして写りを見てみるD5500はISO25600において中級機と比較すると盛大に偽色が発生していました。意外に見直したのがD810についてです。一瞬だけα7RIIに心が傾いてしまったのですがISO25600の画像を見るとD810のほうに軍配が上がっているように見えました。キャノンの5DMarkIIIの高感度は本日挙げたカメラの中では断トツでした。でもDxOMarkで5DMarkIIIのSportsの値は2203とD810の2853より数値が500も下です。この差は何なのか私にはわかりませんが、DxOMarkの評価方法がほんとうの高感度の客観評価ではないか、もしくはキャノンのカメラのソフトウェアでの補正が凄いのかのどちらかではないかと思います。
・・・うーん。DxOMarkの評価はちょっとわかんないですね。ペンタックスやキャノンの値が妙というか。私が見た画像ではキャノンの7DMarkIIより上の上位機種は夜でもきれいに見えるんですよねー。うーん。信用していいのか、それほどキャノンのノイズ補正技術が優れているのかどっちか私のような素人にはわかりません。
ちなみにキャノンの7DMarkIIとも比べてみましたが、やはり7DMarkIIもD7200のようにしっかりコントラストがでているように見えました。スペックだけではD5500の高感度耐性はここに挙げた中級機より100ポイント上ではあるものの、こうして写りを見てみるD5500はISO25600において中級機と比較すると盛大に偽色が発生していました。意外に見直したのがD810についてです。一瞬だけα7RIIに心が傾いてしまったのですがISO25600の画像を見るとD810のほうに軍配が上がっているように見えました。キャノンの5DMarkIIIの高感度は本日挙げたカメラの中では断トツでした。でもDxOMarkで5DMarkIIIのSportsの値は2203とD810の2853より数値が500も下です。この差は何なのか私にはわかりませんが、DxOMarkの評価方法がほんとうの高感度の客観評価ではないか、もしくはキャノンのカメラのソフトウェアでの補正が凄いのかのどちらかではないかと思います。
・・・うーん。DxOMarkの評価はちょっとわかんないですね。ペンタックスやキャノンの値が妙というか。私が見た画像ではキャノンの7DMarkIIより上の上位機種は夜でもきれいに見えるんですよねー。うーん。信用していいのか、それほどキャノンのノイズ補正技術が優れているのかどっちか私のような素人にはわかりません。
きょうのまとめ
D5500のほうがもしかしたら僅かに白っぽく写りD7200はわずかにコントラストが強めにはっきり写ると結論に至りました。ISO25600のD5500での偽色についてはDxOのセンサー比較を過信していたせいか、ちょっと意外でした。しかしそれは使用レンズ次第で変わるものなのかもしれませんしそもそもISO25600は作品や思い出写真用には使いませんから大した問題ではありません。ただちょっと説明しておくと、DxOのsportsは以前も書きましたように-9evを保てる高感度の数値を示しただけなのでISO25600のような最大値での画質の性能を比べたものではなくまっ暗闇での性能のことではありません。そして今回わかったのは(前々からそう思ってましたがw)、キャノンの7DMarkIIは鮮やかなものはより鮮やかに表現しているということでした。このことは美術品の撮影においては不利に働き商品の撮影においては有利に働くと思いますがこのことは高感度側や本日紹介しましたエントリーモデルではあまり意味をもちません。