ドライボックス簡易防湿庫は危険!一眼レフデジタルカメラを入れなくてよかった!
防湿庫、久々にナカバヤシのキャパシティドライボックス27Lを見た!(再レビュー)
梅雨(6月)になりましたので、私が生まれて初めて一眼レフデジタルカメラのニコンD5500を買ったときに一緒に買ったドライボックス(防湿庫)を久々にチェックしてみました。
ナカバヤシ キャパティ ドライボックス27L グレー DB-27L-N
まずは購入時の湿度を振り返る
冬季にこのナカバヤシのドライボックスを買った時の写真を振り返りましょう。
昨冬のナカバヤシドライボックス27Lの様子です。
冬だから湿度が低いのは当たり前です。
冬季らしく湿度は低いです。しかし私はこのドライボックスが外気と連動していることにすぐに気づいていましたので、ここ最近(一か月以上)は一眼レフデジタルカメラの収納はしておらず、乾燥剤をいくつか入れた状態で蓋の開閉をしておりませんでした。
久々にナカバヤシドライボックスの湿度を見てびっくり!
これはもう写真で見てもらうほかありません。本日の屋外の湿度は90%、部屋の湿度は70%です。こりゃあかん。
( ゚Д゚)
なんとナカバヤシのキャパシティドライボックス27Lの湿度計の数値は75%あたりを指していました!これはすなわち外からドライボックス内に湿気が入ってきていることを意味しています。
この製品、防湿庫じゃなくてただの収納ケースじゃないか( ゚Д゚)
ああ、すみません、言いすぎました。
ああ、すみません、言いすぎました。
仮に乾燥剤がなかったとしてもこの湿度は密閉されていないことを意味していますので、乾燥剤が何個あっても除湿はできないということですので私が買ったこのドライボックスは不良品であるとわかります。密閉されていない防湿庫でいくら吸湿しても、湿気は乾いた場所に流れてきますから24時間除湿器を運転でもしない限りは無意味です。
この箱の中にカメラとレンズを収納するなど、たいへん恐ろしいことであると素人の私にもわかりました。
ならば、レンズの保管は脱気式のほうがよいのではなか?
よくある食品用にビニール袋で脱気する機械、あれと乾燥剤を使ったほうが長らく使わないレンズにはいいのではないか?と素人ながらに疑問に思いました。
アイリスオーヤマ 真空パック フードシーラー VPF-385T
こんな感じの真空パック。気圧の問題はあるけど、一考の余地があるかもしれません。
ジップロック最強伝説は始まった!
ドライボックスの防湿性については期待できないことはわかりました。しかしふとこのドライボックスの中に収納しているシリカゲルETSUMI 乾燥剤 プレミアムカラット の予備の袋を開けてみますと、なんと中のビーズは青いまま!つまりこのジップロックの中には湿気が入っていないことを証拠が示していました。
写真左が使用済みのシリカゲル、写真右が開封済みのETSUMI 乾燥剤 プレミアムカラット のジップロック内にあったシリカゲルです。このシリカゲル、写真に写ってる表面を下にして、除湿器で4時間ほど乾かしましたところ、まったくワイン色から変化がありませんでした。ほんとうなら袋を破って中だけ加熱するらしいですが、そんな面倒なことができる人は少数派でしょう。とりあえず乾かしてみた乾燥剤をドライボックスの中に入れましたら湿度が一時的に下がりましたが60%であるWETよりは下がりませんでした。そして次の日、またドライボックス内の湿度が80%になってました。これでは乾燥剤がいくつあっても足りません。
この乾燥剤は開封済みとはいえ、ジップロック式の袋が湿気を中に通していないということを証明しています。
ETSUMI 乾燥剤 プレミアムカラット
私はこの乾燥剤をヨドバシで最初に買いました。
つまり、ジップロックに乾燥剤を入れて空気を少なくしておくだけで除湿は十分であり特別な保管庫は必要ない
ということなんです。しかし密閉性が高すぎて乾燥し過ぎになるかもしれないので、乾燥剤を少量タイプにするか、時々開封してやる必要はあるかもしれません。
極端な言い方をしますと、ビニール袋でもいいんです、乾燥剤(とヒャッキンでもいいので湿度計)を入れて口さえしっかり縛っておけば棚に保管したっていいと思います。
ETSUMI 乾燥剤 プレミアムカラット
私はこの乾燥剤をヨドバシで最初に買いました。
つまり、ジップロックに乾燥剤を入れて空気を少なくしておくだけで除湿は十分であり特別な保管庫は必要ない
ということなんです。しかし密閉性が高すぎて乾燥し過ぎになるかもしれないので、乾燥剤を少量タイプにするか、時々開封してやる必要はあるかもしれません。
極端な言い方をしますと、ビニール袋でもいいんです、乾燥剤(とヒャッキンでもいいので湿度計)を入れて口さえしっかり縛っておけば棚に保管したっていいと思います。
ジップロックの定番商品といえばこれで、何十にもジッパーがついているタイプです。
きょうのまとめ
やむを得ないので部屋で除湿器を稼働させドライボックスと乾燥剤を乾かしました。もちろんカメラに対しては除湿器を使ってません。10分ほど「強」運転をしますとドライボックスの湿度も3度くらい下がりました。2時間ほど除湿器をかけると10%以上、ふたをしめた状態のドライボックスの湿度が下がりました。ただこの除湿器を使うやり方、まねしないほうがいいですよ、だって除湿器の中ってカビ菌もあるし汚いから。カメラ専用の除湿器ならともかく、あれにもこれにも使っている除湿器は、使わないほうがいい。今回学習したことは、カメラライフを送るうえでは大事なことかもしれません。カメラはカバンの中に入れっぱなしにしておいたほうがドライボックスよりも湿気に当たる確率も高いので、何とか上手に収納庫が使えるようになれたらと思いました。