空気が漏れるドライボックスを密閉して救う唯一の方法がわかった!
ドライにならないドライボックスをドライにする方法
ダジャレじゃないですよ。一眼レフデジタルカメラを買えば必ず必要になるドライボックス。言っちゃ悪いけどドライボックスとして売られている商品の中には空気と湿気が出入りする欠陥商品が堂々と売られています。カメラ初心者の私はこの詐欺みたいなドライボックスを購入してとても腹が立ちました!ドライボックスの使用をはじめてから1年が過ぎ、やっとこのドライボックスに気密性と乾燥を取り戻すことに成功しました。ドライボックスでドライ対策をしなければならないことはほんとうにバカバカしく苛立ってしまいますが、戻ってこないお金を取り戻すにはこうするしかありませんでした。
ポリ袋でドライボックス全体を覆い湿気取りを外側に設置する
このふざけたドライボックスを機能させるためには、まずは前回の記事「レンズカメラ用ドライボックスの湿度が上昇したのでシリカゲル乾燥剤と防カビ剤を入れました」で紹介しましたようにドライボックスをポリ袋で覆って100円ショップで売ってるクリップで閉じ気密性を確保します。密閉性があるはずのドライボックスを密閉するのですからバカみたいですね。でもこうしないと気密性が保たれません。
もちろんドライボックスの中にはシリカゲルのプレミアムからっとや石灰のキングドライなどの乾燥剤や防カビ剤が入れてあります。これだけだと湿度は60%程度にしかならないのでドライボックスの意味がありません。
イオンで買った水が貯まるタイプの湿気取りです。これはドライボックスの外側に置きます。日々観察してないとドライになりすぎる危険もありますのでドライになったら取り出すとよいでしょう。写真は湿気取りを設置して2日目です。ドライボックスの空気の出入り口が小さいこともあり、穏やかに湿度が下がります。
たったこれだけでドライボックスを本当にドライにすることができました。
これで防湿庫を買う必要がなくなりましたがこの方法は一時的な応急対策に過ぎません。
この湿気取りは塩化カルシウムが使われています。塩化カルシウムは金属に触れると腐食する作用がありますので、カメラとこの除湿剤を一緒に箱の中に入れてはいけません。また、既に水が貯まった状態の湿気取りは使わないほうがよいです。
ならば繰り返し使えるモバイルドライのほうがいいですね!
ということで!
こっちのドライユニットのほうがおすすめです!たったこれだけでドライボックスを本当にドライにすることができました。
これで防湿庫を買う必要がなくなりましたがこの方法は一時的な応急対策に過ぎません。
この湿気取りは塩化カルシウムが使われています。塩化カルシウムは金属に触れると腐食する作用がありますので、カメラとこの除湿剤を一緒に箱の中に入れてはいけません。また、既に水が貯まった状態の湿気取りは使わないほうがよいです。
ならば繰り返し使えるモバイルドライのほうがいいですね!
ということで!
あと、電動の防湿庫はシリカゲルの乾燥剤を加熱することで運用しているのではないかと思います。防湿庫の仕組みはモバイルユニットと同じなんですよ。
だから防湿庫はある意味危ない物だと思います。寝てる時とか外出するときには電源を切っておいたほうが安全だと思うのですよ。モバイルドライも見ていられる時にだけ電源に繋ぐようにしたほうがよいでしょう。この手の代物はどうも信用できませんので。もしかしたら防湿庫も少々空気が出入りしているかもしれませんね。だってヒーターの熱を逃がす必要がありますからどこか空いてるんじゃないかと思います。だとすれば仕組みは私が考案したものとあまり変わりませんよね。
つまり市販の防湿庫は、私がポリ袋と除湿剤でドライボックスを完璧に密閉しているのと同じです。ポリ袋は安くて交換できるので費用もかかりません。それに対し防湿庫のデメリットはシリカゲルが劣化しても交換できないところにあります。私がプレミアムカラットというシリカゲルを1年間繰り返し使ってみたところ、シリカゲルも湿気で溶ける性質があるんじゃないかと思うほど袋の内部で少し白い粉末と湿気が混ざった状態になってるんですね。
このモバイルドライも防湿庫の外側に置いておきます。ドライボックスの中に入れると極端に乾燥する場所とそうでない場所が出てきて亀裂が生じやすくなりますので。