ニコンD5500でゲンジボタルと星空(夜景)を撮影しました

ニコンD5500レンズキットでホタルと星空を撮影!

前回はニコンD5500で初めてホタルを撮影した時に、レンズキットの18-55mm f3.5-5.5 VRIIの「ピントリング」がどこにあるかわからなくて焦点が合わないホタルを撮影しました。きょうはピントリングがどこに付いてあるのか学習し、出発前から設定してきましたので暗闇でも明かりがなくてもカメラの操作ができました。

新しいゲンジボタルの生息地を発見

発見というほどではないですが、地元の地図などからホタルがいそうな場所に検討を付けて行きましたらホタルがいました。まず車をとめて降りると、その場所にもホタルはいたのですが、ちょっと物騒といいますか、危険を感じましたので別の場所に行きました。するとそこにホタルがいまして、場所も整備された道沿いの街頭の下なので割と大丈夫そうだなと思って撮影することにしました。とはいえ、行ったことのない山際の場所でしたので怖かったですw特に熊とかマムシがいないか、車に轢かれないか、不審者に間違われないかとか、襲われないか、とか心配でした。でも地元なので、遠くのホタルの人気スポットに行くよりは時折車が通るほかは見に来てる人もいなくてまったくの無人でしたので全然よかったです。

ニコンD5500のレンズキットでホタルを撮影しました

結論から言いますと、D5500のキットレンズである18-55mm f3.5-5.5 VRIIでホタルを撮影することは困難でした。もちろん、ピントリングを右に左に動かしてやってみましたが、それでも厳しいものがありました。やはりF1.4というレンズは必要なように思います。

ニコンD5500でホタルを撮影
2枚をソフトライトで合成しました
18mm ISO1600 36秒 f3.5
大幅トリミング

10メートルくらい離れたところで飛んでいたホタルです。
このレンズキットでは18mm側のf3.5しか役に立たず、55mm側では真っ暗で何も映りませんでした。
こういった場合は50mmくらいのレンズがいいですね・・・

ニコンD5500でホタルを撮影その2
大きくトリミング

うーむ・・・こんなものかなw

ニコンD5500でホタルを撮影その3
数枚合成しました

あたかもホタルが多くいるように錯覚してしまいますね。
初心者の私に言わせればインチキ写真ですw
人によってはこれを作品と呼ぶ人もいるとか。
カメラはへたくそだけどソフトは使い慣れてるというw

さて、どうでしょうか。どうっていうか写真としてはよくないけど、ここでホタルが見られたことはいい思い出になりました。ついでにお空の写真も撮影してみました。見ての通り、街灯がありますので斜面が明るく写り込んでいます。

ニコンD5500で撮影した夜空、流星入り?

そういえばピントリングを設定するのを忘れて、そのまま夜空を撮影してみました。ニコンD5500のプレビュー画面で見ると、ピントが合っているかのように見えましたが、家に帰りパソコンで写真を見てみたらぼやけた写真となっていました。

D5500で撮影した星空と月
D5500で撮影した星空と月
18mm f3.5 ISO1600 4.3秒
トリミングあり

写真を見てみると、面白いことに流れ星のようなものが写っていました。これが本当に流れ星なのか衛星か何なのかよくわかりませんが、三日月が丸く写ってしまいました。ピカー。

Nikon D5500で撮影した星空
Nikon D5500で撮影した星空
18mm f3.5 ISO1600 12秒
ノートリミング そのまんまで加工なし

街灯の下なので仕方ありませんが、18mmでも写ってる星の数はちょっとでした!よく見ると、四隅が黒くなっていますね。これが・・・えーと、何だっけwディストーション?あ、違った・・・ヴィネット!周辺減光だったかな、そういう現象のようです。「g」は発音しないのかな。星座の知識も皆無でして、これがなに座かどうかは全然わかりません\(^o^)/

このような全天球カメラのほうが夜空の撮影ではおもしろいかもしれませんね。

きょうのまとめ

このD5500のNikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIというレンズでの星の撮影は全然ダメですね・・・私がまったくのほぼ初めてというか2回目の初心者ということを差し引いても、ホタルの撮影には向いてないと思います。またホタルとの距離が離れていますので、せめて35mmから50mm、たまに85mmあたりのf1.4-1.8までの単焦点レンズが必要ですね。これくらいは初心者でレンズばかりウィンドウショッピングしている私にもわかります。ですのでレンズの選択肢は必然とNikon AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED とかSIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM とか、そんなレンズになってきますね。しかしニコン純正のf1.4シリーズはものすごくお高いので、必然とシグマレンズが候補となってきます。ただフルサイズのことを考えると50mm f1.4にしておいたほうがいいですね。APS-Cでも35mmって私はほとんど使いませんので。シグマ50mm f1.4はボケがよくないとか言われてますが・・・。Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G はシグマよりも数万円安いけど、色収差がよくなく解像度も低めでボケもイマイチということで魅力を感じません。ならばF1.8となりますがF1.4とF1.8の違いは私の素人目にも違いがあり1.8ならレンズも安いので悩むところです。

ここはホタルや夜景のマニュアル専用と割り切れば価格が2万円であるNikon 単焦点レンズ Ai AF Nikkor 50mm F1.8D フルサイズ対応 もD5500に合うのではないかと思います。このニコンのD5500ではMF専用のAi AF Nikkor 50mm f1.8Dですが、よいと思うところは歪みが小さく周辺減光もまあまあよく、色にじみも普通といったところです。おそらくD5500にこのレンズを装着しますとそんなに解像度は上がらないかもしれません。作例を見てみると、色にじみはあるようですね。ただこのレンズ、Photohitoで作例を見てみますとD810クラスに付けてもやはりシャープではないので星景には向いていないようです。しかし1000ピクセル以内での鑑賞なら気になる粗さでもないように思いますがこのレンズでのコンテスト応募は難しいかもしれませんね。

ならばシグマなりの50mm f1.4といきたいところですが、APS-Cにこのレンズを装着するとちょっと狭いのですね、視界が。この程度は初心者の私でも作例を見ればわかります。ですが遠くにいるホタルには有効であると思いますが・・・「ホタルのいる風景」がテーマの場合、50mmはきついように思います(35mmを装着して換算52mmでも厳しいかも)。ならばニッコールの24mm f1.4をAPS-Cに装着すれば何とか「ホタルのいる風景」が撮影できるのではないかと思います。50mmレンズをAPS-Cに装着すると、確かに望遠は効くかもしれませんが、風景は狭く切り取られます。APS-C換算で50mm以上の焦点距離はホタルのいる風景としては厳しいのではないでしょうか。


APS-Cで50mmというと、特定の星座を画面に入れたりするのにはギリギリ入るといった感じでしょう。となるとやはり35mmあたりまでのほうが夜の景色の撮影には何かと便利かもしれません。

私の希望条件ではシグマの35mm f1.4かニッコールの24mm f1.4がホタル撮影の候補に上がってきました。しかし24mm f1.4をAPS-Cに装着した場合、サンプルを見た限りでは、解像度がお値段以下になるのではないかという懸念もあり解像もはっきりしておらず風景用レンズとしてはフルサイズでも中途半端な印象が沸きました。そう思えばシグマのほうがさっぱりしていていいなと思えてきます。

しかしニコンD5500のレンズキットにシグマの35mmか55mmのf1.4を買いますと初期費用が合計で実質15、16万円しますので、素直にフルサイズカメラの型落ちを導入したほうが同等の写りかそれ以上の写りになるのではないかと思います。そのときはキャノンに・・・やっぱりD750かD610かキャノン6Dの中古に・・・。キャノン6Dはボディ側で初めから画像処理しているのかノイズが少ないような印象です。古いキャノンもいいけどD610はキットレンズがよくないしほかにも標準ズームレンズがよくない。フルサイズの標準ズームのことを考えるとキャノンのほうがいいかもしれない。ニコンのフルサイズにするなら35mmか50mmの単焦点しか買えそうにありません。それもまた、いいかも。ただD610って、夜の写りを見てみるとカメラ評価サイトの数値ほどよくないんですよね・・・。だからそんなに魅力的に感じなかったりもします。やはりここはカメラよりもレンズにこだわっていきたいし星の入る風景じゃなくて星だけならAPS-Cのほうが望遠が効いていいしそもそもフルサイズが必要な広くていい景色の場所には行ったことがないw

それで、思ったのが18mmって意外と狭いなという感想です。フルサイズの18mmはもっと広い範囲を写せるのかな?気のせいかもしれませんけど。


最後に、費用対効果を考えるとAPS-Cでのホタルの撮影におすすめのレンズはシグマの30mmのf1.4 Artであると思います。しかしこのシグマ30mm f1.4 Aは開放側に少し問題があるようなので・・・実質の絞りはf2.8からかといわれています。それ以上のレンズをこのD5500に装着しても思うような効果はでないと私は考えるまでになりました。それと同時にニコンD5500の限界はこのシグマ30mm f1.4までであると思うとちょっとがっかりしましたwただこの30mm、ちょっと違和感があるんですよね。視界がきもいというか。不自然なんですよね・・・。でも24mm f1.4が買えないならやっぱりシグマの30mm f1.4 Artがベストではないかと思います。今のところAPS-CのF1.4でこれより短い焦点距離の単レンズはない気がします。それにやっぱり50mmでは視界が狭すぎてホタルが儚げに飛んでいるところを表現できない気がします。それにD610やD750の夜の撮影はノイジーですのでD810レベルの機種なんて夢の夢ですから、ここは無理せずシグマ30mmを室内・夜用レンズとしたほうが懐にも優しい気がします。やっぱりもっと短いレンズでf1.4がほしいですね。シグマ30mm f1.4の欠点は解放付近でレッドフリンジがでるようです。F1.4って、まるで商品広告みたいに撮れるんですよね。でもこちらのPhotohitoの作例を見てみますと、f1.4で思いっきりサジタルコマフレアが出現していますね。こればかりはどんなレンズもF4あたりに絞らないと丸くならないようです。シグマ30mmはf1.4としてのメリットを生かせないかもしれませんね。ならばもうf1.4にこだわる理由はないように思います。そうなるとAF-S NIKKOR 24mm f/1.8G EDや18-35mm F1.8 DC HSM(実質f2.8・f4)が夜の撮影の視野に入ってきます。でもいくらアートとはいえ、やはりこれらのレンズはお値段なりですね・・・。行った先での景色のトリミングに対する便利さを考慮に入れるなら18-35mm f1.8(旅レンズ)ですね・・・。ここは日常の物撮り・ポートレートの50mm、それ以上と分けてレンズ選びを考えたほうがいいかもしれない。30mm、ほんとうにポチる寸前だったけど、美しい場所への旅行もあるということを考えると18-35mmは外せない。
ニコンD5500で撮影した夜のホタル
ニコンD5500で撮影したホタル
手持ち撮影です。
18mm f3.5 2秒 ISO1600 

すぐ近くにいたホタルを撮影してみました。この低さでは三脚で撮影できませんので手持ちでの撮影となりました。

ホタル、ものすごーーーく儚いですね。そして美しい。そしてかわいそう!なぜかそう思うのですよ・・・やっぱり人間が作ったコンクリートの水路で生きてるなんて、ちょっと水路を作り替えたらいとも簡単に死んでしまうだろうからかわいそう。

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