カメラの交換レンズ用防カビ剤のコスパと安さを比較!
カメラのレンズの防カビ剤
一眼レフデジタルカメラとレンズを持ってるとカビが気になります。だいたい家の湿度は温暖な季節で60%前後、冬季に50%前後になります。人にとって快適な湿度はカビなどのにとっても活動しやすいです。カメラやレンズの保管に適した湿度は40%未満になるとカビが増えにくくなります。しかし湿度が低いからといってカビが死ぬわけではありません。そこで防カビ剤が必要になってきます。
目次
レンズフレンズ
ハクバレンズフレンズ 防カビ剤を交換!
私がデジタル一眼レフカメラを初めて買った時に、同じく初めて買ったレンズ用の防カビ剤はハクバのレンズフレンズでした。レンズフレンズは防カビ剤のパックの周囲をプラスチックで囲んであります。そして日付を記入するラベルが貼られていて交換時期を忘れないようにしてあります。
このレンズフレンズの現在のコスパは1個あたり223円です。成分はシメン系およびカルバミン酸系化合物で、使用期間は1年間です。使用量は20リットルの容器に対し1個が目安と説明に書かれています。1リットルあたりのコスパは11.15円です。
使い方としてはドライボックスの上蓋に貼り付ける方法が考えられました。
フジフィルムカビ防止剤
ハクバのレンズフレンズの交換時期が過ぎましたので、次はフジフィルムのカビ防止剤を使ってみました。主要成分はBCAで有効期間は1年間です。説明書には次のように書かれていました。
- 有効成分の気化により、カビの発生を防ぎ、増殖を強力に抑えます。
- カラーフィルムおよびその他の写真感光材料に影響を与えません。
- 金属、ガラスを腐植させることなく、電気絶縁破壊性がありませんので、カメラ、交換レンズと一緒に保管しておくと、レンズ表面のカビの発生を防ぎます。
- 有効期間が長く、約1年間有効成分の気化が持続します。
- ほとんど臭いがなく人体に無害です。
フジフィルムイメージングシステム株式会社が、フジフィルム株式会社の承認のもとFUJICOLORの商標を使用して株式会社浅沼商会が販売しています。
へ~。ブランドを売る会社と、防カビ剤を作る会社、そして販売する会社、さらに小売り(アマゾン)と間に何社も入ってるんですね!!!もしかしたら不織布を作る会社やシリカゲルを作る会社、BCA(α-ブロモシンナムアルデヒド α-Bromocinnamaldehyde)を作る会社もそれぞれ別かもしれません。いろんな会社が間に入って、それぞれ利益を分け合っている・・・なんということでしょうか。この手の品物は大量販売・対象消費しないと儲けが薄いはず!BCA吸着済みのシリカゲル(BCAゲル)は小華薬品株式会社から10リットルの缶入りの物が売られています。同社からは5g入りのパックが1,000個単位で売ってます。もしも事業で作品の保管に大量に必要とするなら缶入りのほうがいいですね。
BCAゲルは文化財の保管にも使われているので、是非とも我が家の家宝(私の芸術作品)の保管にも欲しいです!
お値段のほどは5個入っていて164円、1個あたり32.8円です。ただし、ハクバみたいに20リットルで1個というような使用基準は明らかにされていないので、これはレンズごと、フィルムごとに使うタイプなんだと思います。
フジフィルムカビ防止剤を使ってみた!
そういうことで、レンズの前後にフジフィルムの防カビ剤を入れてみました。
そして、ドライボックスの上蓋にも防カビ剤を貼り付けました。
ちなみにフジフィルムの防カビ剤は写真フィルム、光学機械(カメラ、レンズ、映写機、スライド、望遠鏡、顕微鏡)、革製品、楽器などにも使えると書いてあります。
一度開封したら5個すべて使わなければいけません。
だいたい1リットルで1個の使用が目安となり5リットルで5個ということになります。ということは、1リットルあたりのコスパは32.8円です。
商品説明上はハクバのレンズフレンズのほうが体積あたりのコスパはすぐれます。しかしハクバですから・・・ね。ブランドの信用度でいえばフジフィルムのほうがハクバに勝ることは言うまでもありません。
そういうことで、私としては長期的な視点でフジフィルムを推薦したいと思います。やはり日本の各地の自宅にも文化財や着物といった末永く保管したいお宝があるので、小華薬品株式会社には大容量の物を庶民にも売って欲しいと思います。