私がフルサイズカメラを買わない理由
(これは見出しのためのフリー写真です)
フルサイズの必要性はあるのかないのか
初めてニコンD5500という一眼レフデジタルカメラを手にして1年と1か月が経ちました。40mmマクロや200-500VR、そしてシグマの10-20mmも買ってしまいカメラへの出費は総額30万円程度になりました。去年はほかにもiPadやノートパソコンも買っちゃいましたので、自分の稼ぎで得た趣味の道具であっても、庶民の出費としては家族に怒られるレベルです。
フルサイズを買わない理由
私がフルサイズカメラを買わない理由の最たるものはフルサイズを手にしても「儲からない」からです。ネット通販ですらフルサイズカメラは必要ありませんし大事なのは写真の画質ではなく価格なので商品の撮影も高級品を扱うのでなければAPS-Cで十分ですし、安物を高級カメラで写しても安物感は隠せません。写真販売にも参加してみましたけど観光名所の写真が1枚売れただけで賽銭にしかなりませんでしたし写真を売るためには時間や本当に行きたい場所、つまり人生を犠牲にしなければなりません。フルサイズではデータ容量も必要ですから高スペックのパソコンやストレージが必要となってきますので庶民の家庭用カメラとしては特別な大義名分がない限り現実的ではありません。
そもそも、絶景旅行に行く機会が少ない
私は温泉好きなので、時間をかけて星や絶景を撮るために旅行に行くことなど思いもつきませんでした。本心では行きたいと思っていますけど、絶景というものは既に誰かに撮られていますし何番煎じをして作品として受け入れられるかというと、それを上回る写真が撮れないと見返りの利益がありませんし、有名だから行くっていうのがそもそもオリジナリティーが無いのでよほどの動機がないと写真旅行は無理なんですね。本当に美しい場所は危険もあったり治安が悪いだろうしフルサイズカメラを携行するには一人や家族連れじゃ無理。私はこだわりの少ないタイプなので、経済効果を無視した懸けみたいな写真を撮りたくないのです。
野鳥撮影にAPS-Cとニッコール200-500で満足
去年買ったレンズで満足しているのがニコンの200-500mm VRです。手ぶれ補正はコンデジほどではありませんが、女性でも200-500とD5500を手持ち撮影して野鳥撮影を楽しんでいます。そのことで困っているのがレンズ交換の頻度が高すぎることです。できればD5500は200-500mmにつけっぱなしにしておきたいです。
庭の植物の撮影には40mmマクロでほぼ満足
安価な40mmマクロですが植物を撮影してブログにアップする程度では十分なレンズです。欲を言えばもっと長い焦点距離のレンズも欲しいですが40mmという焦点距離は植木の全体像も写せますので利便性の高いレンズです。
欲しいカメラはサイレント仕様
本当に欲しいカメラはサイレントの日常スナップ用のAPS-Cです。ニコンのAPS-Cはバシャバシャ音が鳴りますのでカメラ嫌いの人や自意識過剰で攻撃心の高い人間の悪意が撮影者の心に突き刺さってしまいます。風景用にはニコンの16-80mmが理想ですけど欲を言えば16-105mmまでは欲しかったです。今すぐにでも16-80mm(10万のレンズといっても安い単焦点に劣る)が欲しいところですが、カメラボディが1台しかないので望遠レンズとマクロと便利ズームを1台のボディで運用するには無理を感じます。安価なAPS-Cのサイレントカメラは富士フィルムしか出てないみたいですが、あれは価格の変動が異常なので手が出せません。いつかニッチなペンタックスも富士フィルムも倒れてソニーに吸収されてしまいそうな気がしまして。2017年にGFX 50Sなる中判のチョー高級カメラが出たじゃないですか。金持ち相手の商売はたいへんなのに、よく頑張ったなと思います。あれを買える人はお役所とか企業や研究用や博物館の保管係以外に滅多にいないでしょう。最上顧客の相手をしていたらいくら数十万のカメラといえどもお客の世話をすればするほど利益が減っていきますから消耗品を販売しないと営業は難しいでしょう。X-T20レンズキットも今はまだ13万円台ですから、性能比で既存の同程度の機種の2倍の価格であり5割高に思えて堅実な庶民には手が出ません。富士フィルムはボディのアナログ感が何ともたまりません。ソニーのαは単焦点レンズじゃないとカメラの性能を十分に発揮できないからズームレンズを使いたい私のニーズからは外れます。ソニーも素晴らしいけど本物志向はお金がかかりすぎる。美しい写真をプリントするには良いパソコンが・・・と堂々巡りだよ。
やっぱこのクラスのカメラはどんなに改良しても画質そのものが良くなることはないですね・・・。画質が2倍になったとしても、きっと満足できないだろうから、我慢しようっと。