野鳥を撮ってきた！AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRとnikon D5500
Nikon D5500にAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを装着して野鳥を撮ってきた
寒波が去って一週間後、雪の山を見に行き、野鳥を撮影してきました。使用した機材はnikon D5500にAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRのレンズを装着した一眼レフデジタルカメラです。持ち手代わりの三脚座もしっかりしておりほんとにシグマを買わなくて満足しています。
ハチジョウツグミに出会ったよ！
ハチジョウツグミ
Nikon D5500
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
手持ち
トリミング
500mm iso800 1/400秒 露出＋1.7
曇り、林の中
いつも野鳥観察に行ってる所に行くと、雪が解けた地面をほじくってる野鳥がいました。ツグミかなと思って写真を見ると、どうもツグミやアカハラではないみたい。胴に茶色の美しい斑点があって、ペアで生活しているようでした。
露出いじってないので＋1.7のまま撮影！
補正が面倒なのでそのままトリミングしてアップロードしました。
のんびりと食べ物探しをしているハチジョウツグミ。空の上には猛禽類のトンビがいましたけど、池の水鳥と違って木の枝で守られているので安心。
見分け方はシロハラは羽が下に垂れているのに対して区別できます。アカハラは頭の模様で区別できると思う。ツグミはお腹の模様の色が黒いので。
イカルの雄
トリミング
高い木の頂きに、イカルのオスが留まっていました。とっても美しい声でさえずっていました。
野鳥のイカル（Photoshopで色補正）
せっかくなのでフォトショップでイカルの写真を自動補正しました。これがニコンB700やP900、P610ではシャッターチャンスを逃してしまうところです。
うーむ、トリミングのことを思うとマイクロフォーサーズよりも小さくトリミングしたことになりますので、トリミング後のサイズは目分量で1インチのセンサーくらいになるかなぁ。コンデジよりは一回りおおきいくらいのサイズにトリミングしました。
画質としては超望遠デジカメB700やP610よりはマシだけど、距離があったうえに空を見上げたから冴えない画像でこの距離のみでは4倍の価格差ほどの違いは無かったです。
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRの手ブレ
手持ちでAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを持ってると女性でも結構重いです。プルプルと腕が振るえるレベルです。男性なら大丈夫でしょうけど、こんな感じで結構手ぶれを量産します。2Lのペットボトルを手に持ち撮影しているようなものですから。女性でもスポーツ選手なら大丈夫でしょう。
安物の三脚も持って来たけど、犬のうんこが雪の上に落ちてるような公園でしたので、地面も濡れてるし、うんこ以外のゴミもあったりして汚かったので使いませんでした。
アトリのピクセル等倍写真
せっかくなのでニコンD5500とAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRで撮影した野鳥アトリのピクセル等倍の写真をご覧いただきたいと思います。写真をタッチして押すと等倍になります。
アトリ
トリミング
290mm
iso200 1/500秒
f/5.6
アトリは枝被りになっていました。家に帰って写真を拡大して見るまでプレビュー画面やファインダーを覗いただけでは何の野鳥かまったくわかりませんでした。アトリという鳥を見たのは今回が初めてです。トリミングサイズはコンデジセンサー並みにトリミングしたように思います。
元写真
APS-Cの中心部のトリミングですから、コンデジ並のサイズになるんじゃないかと思います。素人なので詳しいことはわかりません。
この写真は6000ピクセル×4000ピクセルです。縦横比は3:2なんですね。私はブログアップの際にはいつも当たり前のように4:3の比率でトリミングをしていたので写真の比率が3:2であることに全然気が付きませんでした。
Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR今回の撮影に使用したレンズです。女性でもこのように手持ちで撮影することができるため、趣味に適した手持ちも可能な望遠レンズです。プロにはちょっと物足りないかもしれませんが、趣味で買えるレンズとしてはこのあたりが値段的にも限界ではないかと思います。フィルターにはMARUMI カメラ用 フィルター DHGスーパーレンズプロテクト 95mm 保護用を使用しています。このフィルター、高かったんだから！
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600私が現在使用しているニコンD5500の後継機種です。付属のキットレンズAF-P系はさらにオートフォーカスが素早くなっており、スマホとの連携機能も強化されています。内蔵フラッシュは卓上の被写体にケラレが生じてかなり残念ですが、仕方ありません。AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRの超望遠デジカメと比較したアドバンテージ
ヒドリガモ
310mm iso150 1/400秒
500mmの望遠側では制止した物体は超望遠デジカメにコストパフォーマンスでは優れます。じゃあどうしてAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRが良いかというと、野鳥はいつも500mmで撮るわけじゃなくて、ときどき近くでも撮れるんですね。この池のヒドリガモのように子供のスナック菓子や初老の爺さんの食パンで太って満腹になったら餌の時だけ人間に寄ってくるみたいです。しかし餌撒きは優しさではなく、やった人間が楽しみたいとか安らぎたいとか精神を満たしたいための欲望であり鳥のためにやってることじゃないのね。犬だってそうやって物欲しそうに見てて餌をもらって人間の仲間や道具になったのでそこは善悪という視点で議論することじゃないけど。アトリのような野鳥を捕まえて食べてた時代よりは優しいのかな。人と生き物の関係ってそう簡単に白黒つけられるものじゃないらしい。野鳥は好きだけど焼き鳥や唐揚げは好き、野鳥は好きだけどタバコやゴミは現地でポイ捨てして臭いをばら撒く、野鳥は好きだけどそこをねぐらにしている珍しい鳥が逃げるまでそこでたむろして粘る、とか、鳥は好きだけど鳥かごに閉じ込めておくみたいな矛盾もあるしたまに唐揚げを食べる私も本当に愛しているのとは違うんだよね。私はもう鳥肉は買わなくなったし年に3度くらいしか食べなくなったけど、鳥ガラスープだけはしょっちゅう口にしていてラーメンを食べずにはいられない。ほんと、厄介だよね、欲望って鳥ガラスープを避けることは無理かな。だからこんな身では野鳥保護とかそれはダメだろうとか言えないわけ。
ヒドリガモのピクセル等倍写真
これがD500だったらもっと解像してるのかな。でもこの価格帯のレンズならエントリークラスがお似合いでしょう。レンズに100万出せなきゃプロ用ボディを買う資格はないっ。あ、冗談です。ほんと、野鳥撮影にそこまでかけられるお金や欲望ありません。
このように近寄ってきた野鳥に対して300mmというワイド寄りの焦点距離はこのカモがAPS-Cのフレームいっぱいに写りますので当然細部までよく写るわけです。前は300mm f/4買おうかと思ってたけど、野鳥の撮影には全然足りなかったね！
思ったんだけど、500mm側をメインに使うならこの画質では別にAPS-Cである必要はなくて1インチのニコン1シリーズで十分ですね・・・。
帰り道。途中で「あっここだ！」とPhotohitoのトップページに載りそうな美しい風景が撮れそうな瞬間がありましたよ！でも「戻ろう」と家族に言う勇気がなくてそのまま車で通り過ぎちゃいました（笑）そこまでして他人に見せるために無理して写真を撮りたくないかな。あの瞬間にUターンして写真撮りに戻れる人がカメラマンなのでしょう。私がそれをやっても何の得にもならないのであの瞬間を心に現像しておきました。
